nandemopoem

みのまわりにあるものを詠んだ詩

湿度計の詩

部屋の隅、静かに佇む守護者、湿度計。
空気の息吹、見えざる水の精を測る、
我々の感じ得ない微細な変化を、
黙々と、確実に、記録し続ける。

この小さな窓は、見えない世界への扉、
空気の繊細なバランスを映し出す。
湿り気の多い日も、乾燥が厳しい時も、
その針は、我々に真実を告げ続ける。

湿度計—それは、ただの計測器ではなく、
生活の質を守る、無言のアドバイザー。
空気の重さ、心地よさを教え、
我々の健康と快適さを見守る。

時には警告を発し、時には安心を与え、
この小さな監視者がいるおかげで、
家はもっと居心地の良い場所となる。
空気と共に、生きる喜びも、深まる。

湿度計、その静かな存在感により、
日々の生活は、より快適なものへと変わる。
見えざるものを読み解き、家の中の気候を整え、
我々に、穏やかな日々を約束してくれる。